夫婦揃って癌と向き合う渡辺謙・南果歩夫妻。清水アナに伝えた、その言葉の重みとは。

みなさんは癌についてどのくらいご存知でしょうか?年齢が若い方だと、「まだまだ大丈夫」「心配無用!」だと思ってらっしゃる方がとても多いように思います。

進行性の乳がんで闘病中の小林麻央さんが、自身の新設ブログ小林麻央公式ブログKOKORO.でご自身の身体や心の状態をありのままアップされることで、とても話題になっています。

若い方に増えている癌として、乳がん・子宮頸がん・精巣がん・大腸がん・胃がんなどがあります。ただし、行政の無料検診が40代以降というところも多く、まだまだ若い方の間では意識が低いのだと言います。私の周りでも「しないとなぁ、とは思っている。」という声が多々聞かれており、内心ではみんなに行って欲しいなと心から感じています。そういう私は、子宮頸がん・乳がん・大腸がん検診に最近行ってきたばかりです。1年に1度は、と心がけていて、毎年この時期に受けさせてもらっています。

今回は、俳優・渡辺謙さん(56)がご自身や、奥様で女優の南果歩さん(52)の病気についての想いを自ら話され、清水健アナウンサー(40)が思わず目頭を熱くさせたお話をご紹介させていただきます。(読売テレビ:ニュース番組「かんさい情報ネット ten」より)

渡辺さんは、1989年に急性骨髄性白血病を発症。
5年後の1994年に再発、その後克服。
2016年2月には早期の胃がんを発見、その後手術。

この頃、時を同じくして奥様である果歩さんも乳がんを発見。
2016年3月に手術を受けられています。

今年はお二人とも、がんと向き合い、闘う年になったのですね。

渡辺さんはアメリカでの舞台出演などのスケジュールを自身の入院によって延期していたこともあり、奥様の手術には付き添えなかったんだそう。その時の果歩さんからの「(アメリカに)行きなさい。私は大丈夫だから」という言葉に背中を押されたと話されていました。

一方の清水健アナウンサーは2015年に奥さんである奈緒さんを乳がんで亡くされています。奈緒さんは享年29歳という若さで、お子さんが生まれたばかりの頃でした。乳がんを患った奈緒さんとの闘病生活を振り返った手記『112日間のママ』(小学館)をその後、出版されていることも記憶に新しいかと思います。

清水アナが渡辺さんに対して病気について聞くと、
「病気を得る、という心境にはなかなかなれないけど、そのことでしか分からないことがある。そのことでしか、人の痛みを知ることはできないと思う、大きなきっかけでした。何もない状態では、人の痛みとか苦しみとか悲しみは分からないもの。」と話し、

清水アナは目頭を押さえ、「謙さんの話を聞くと、僕なんかまだまだだったのかなと思います。まだまだ出来ることはあったのかな、寄り添えることって…。その意味を(ずっと)問い続けているような気がします。」と声を詰まらせました。

渡辺さんがかけられた、「後悔じゃなくて、悔いって大事だと思いますよ。何もかもさっぱりと整理はつかないですよ、人生って。」という言葉がとても重く響いた、そんな印象を受けました。

「後悔ではなくて、悔いは大事。」

多くの方が、どうか検診に前向きで。ひとりでも多くの方が健やかに生活されることを願っています。今回は、検診の重要性と渡辺謙さんの重く受け止めたい言葉についてご紹介しました。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

この記事が気に入ったらいいね!

Share