健康診断の結果、中性脂肪が高い、コレステロールが高いと嘆いている方はいませんか?
無理な食事制限や過度の運動は逆に健康を害しています可能性がありますので、まずは無理なく改善していくことを心がけていきましょう。
今回ご紹介するのは、良質な脂質を豊富に含むアーモンド。実は、中性脂肪、コレステロール値を改善に注目されている食材です。ビタミンEの含有量が多く、カルシウム、マグネシウムなど、現代人が不足しがちなミネラル分も豊富に含んだスーパーフード♪
《 アーモンドが、中性脂肪を下げ、動脈硬化を予防する 》
アーモンドは重量に対してその半分ほどが脂肪となっており、カロリーの高い食品です。しかし、ひと口に脂肪と言ってもアーモンドに含まれるほとんどの脂肪が「不飽和脂肪酸」といって、健康に良く体脂肪になりにくい脂質として知られており、ダイエットに役立つ重要な栄養素でもあるんです。
《 アーモンドに含まれる栄養素 》
1.食物繊維
炭水化物は糖質と食物繊維でできています。糖質が多いと、その後脂肪として蓄積されることが考えられるため気になりますが、アーモンドはその半分以上が食物繊維で出来ています。食物繊維には、食事で食べた糖質や脂質の吸収を防ぐ効果がありますので、血液中の中性脂肪が増えるのを防ぐ効果が期待できます。
2.ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群の一つで、炭水化物や脂質をエネルギーに変える際に必要な物質。その他にも、血管を拡張することで血行を促進したり、血液内の中性脂肪やコレステロールを減少させる働きがあります。コレステロールを減少させる際には、善玉コレステロールはそのままで、悪玉コレステロールのみを減らす働きがあります。
3.ビタミンE
ビタミンEは細胞の老化の原因となる活性酸素を取り除く効果があり、加齢によって硬くなる血管壁を若々しく保つ効果があります。また、ビタミンEには、血管を拡張する作用があるため、血液をドロドロさせる原因物質を取り除き、サラサラにしてくれる働きも。中性脂肪が気になる方にもオススメです。
4.オレイン酸
アーモンドに含まれている、オレイン酸は、善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らす効果があります。
血管壁に張り付いた悪玉(LDL)コレステロールを血管内から回収してくれるので、血管内が狭くなるのを防ぎ、動脈硬化を予防改善するのに役立つ言われています。
5.リノール酸
リノール酸は、コレステロールを下げる効果があります。ただし、食べ過ぎる悪玉、善玉の区別ができないと考えられており、善玉コレステロールも減らしてしまうという可能性が。適量を摂取することが大切になると言えそうです。
《 どのくらいの摂取が目安? 》
中性脂肪を下げ、動脈硬化を予防する効果があると言われますが、食べ過ぎてしまっては、カロリーオーバーとなり肥満につながってしまいます。では、適量とはどのくらいの量を言うのでしょうか。
アーモンドは普通のサイズなら1粒1グラムほどですので6kcal、大きい粒であっても1粒当たり10kcal程度と言われています。一日10~20粒(~200kcal)を目安に摂取しましょう。
アーモンドは、良質な脂質を含み、満腹感を得やすい食材。おやつに食べると良さそうです。皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているので、ぜひ皮ごとがオススメです。
今回は、みんなの健康食材”アーモンド”に含まれる驚きの効果をご紹介しました。^^
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