日本人は耳掃除をしすぎている??実は耳垢には大切な役割があるようです。

みなさんは、耳掃除をどのくらいの頻度でされていますか?毎日のお風呂あがりに!という方から、何となく気がむいたときに、という方まで様々だとは思います。ですが日本人は世界的に見ても耳掃除が大好きな人が多いと言われているそうで、耳掃除グッズもたくさんの種類が出ています。たかが”耳掃除”。しかし、し過ぎるのは禁物なんだそう。

今回は、耳垢のもつ役割と、正しい耳掃除についてお話していきます。

【耳垢には実はこんな効果があるんです。】

1.ホコリから耳を守ってくれます。

耳垢は、ホコリが耳の奥へはいるのを防ぐためにあります。そのため耳垢は、耳の手前にでき、ホコリをからめ取ってくれているのです。耳垢があることによって、耳の奥にホコリがたまらずに、体の外へとホコリを排出してくれるんだとか。そして、耳垢は手間暇かけて掃除をしなくても、ある程度になると勝手に外に出ていってしまいます。全く同じ耳の形をしているわけではもちろんありませんので、構造上、出て行きにくい方がいることも確かです。そんな方は、後にご紹介する方法で耳掃除をしてみましょう。^^

2.殺菌作用があります。

意外に思われる方も多いでしょうが、耳垢には殺菌作用があります。多くの方に、耳垢はホコリや皮脂などが混ざった汚いもの、という認識がありますが、耳垢は弱酸性で、耳の中を清潔に保つ働きがあり、たとえ菌が侵入しても、殺菌して耳を清潔に保ってくれる働きがあるのだと言われています。耳垢があると不潔だと思うのは大きな間違いで、耳垢が耳の中を清潔にしてくれているのです。

耳鼻科の先生の話だと、耳を掃除しすぎて、外耳炎になったという人が多くいるようですが、これも、耳垢を取ってしまうことによって、耳を守るバリアがなくなるため、とても炎症を起こしやすい状態に自ら持っていっているようなものなんだそう。耳掃除のやりすぎには注意が必要です。

【耳掃除はどのようなことに気を付けると良いのでしょうか?】

耳垢が勝手に出ていってくれる人なら、問題はありませんが、構造上、中々耳垢が出ていかなくて、耳垢が耳栓のようになり、難聴になる人もいるため、耳掃除はある程度、必要になってきます。ではどのように掃除すればいいのでしょうか?

1.週に1回以下がオススメです。

耳掃除は決して毎日するものではありません。先生によっても違いますが、月に一度で良い、という認識も多いんだそう。それではむず痒くなってしまいそうだという人は、できる限り少なく、週に1回以下がオススメです。

2.耳垢の種類によって、使う道具を変えましょう。

耳を掃除する道具は、一般に耳かきや綿棒が存在します。ご自身の耳垢の状態で使う道具を判断します。

・耳垢に粘りけがあり、水を含んでいる場合→綿棒
・耳垢が、乾いている場合(粉状も含む)→耳かき

日本人の多くは耳垢が乾燥しているということですので、多くの方は耳かきを使用することになりそうです。

3.奥まで突っ込むのは絶対やめて。

耳垢があるのは、せいぜい手前1センチ程度。それ以上奥にあるとしても、綿棒や耳かきを入れる必要はありません。大切な鼓膜をくれぐれも傷つけないでくださいね。また、寝ながら耳掃除をしようとする人も多いようですが、耳垢が耳の奥に落ちることも多く、逆効果。座った状態で耳かきするのが良いとされています。

いかがでしたか?
良かれと思ってすることも、カラダにとって実はよくないこともあるんですね!清潔すぎるのも、問題です。どうしても掃除したいんだ!という方は、耳の穴ではなく、外気にさらされている部分を丁寧に綿棒で掃除するのをオススメします。^^

今回は、耳垢のもつ役割と、正しい耳掃除についてお話しました^^

 

 

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